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お知らせや管理人の暴走気味な独白などを気ままに。
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すっかり遅くなってしまいました…エンケンさんのライブの模様は『生報告』をご覧下さい。

同じ関西でも京都と大阪では、雰囲気が違います。開場待ちで並んでる間も、あちこちでどつき漫才な会話が聞こえてきて面白い(笑)
エンケンさんが仰る通り、男性が「君にふにゃふにゃ」って言うと、どんなイカツイ人でも途端に可愛くなりますね。
自分のお父さん世代くらいの男性が「君にふにゃふにゃやって~ははは。ふにゃふにゃ~」と笑いながらクネクネ踊ったりする光景を会場内で見られて、ほのぼのしてしまいましたよ。

ライブは凄かった…「また大袈裟なことを書いて」と思われそうですが、本当に凄かったんですよ…!筆舌に尽くし難いとは正に。嘘だと思うんなら、ライブを見に行って下さいよホント!生の迫力は全然違いますよ。
お客さんちょっと少な目で、エンケンさんの頑張りが勿体無いと思ってしまいましたよ…。特に今回のツアーはあの土屋さんがにゃあにゃあふにゃふにゃ叫ぶ、他では見られない貴重なステージだったというのに!

お客さん少な目だった分ライブ終了後のサイン会は、エンケンさんはサインに名前を入れるのみならず写真撮影など、ファンサービスにゆっくりじっくり丁寧に応じられてました。この日ライブに来られたお客さんはラッキーだなと思いました。
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エンケンさんがお越しになる時は、だいたい雨だったり雪だったり天気に恵まれないことの多い京都ライブですが、今回は晴天!されど極寒。
そんな日に限って開場30分前にライブ会場に着く、なんて悲惨な計算ミスをしてしまう愚かな自分…しかもリハが押して、結果的に開場が定時より25分も遅れる事態。
だが、別に苦にならない。何故ならリハ中の音が外まで盛れて、セットリストの予習が出来るのだ。
私よりも早く並んでいた土屋さんのファンだと言うお兄さまが「リハ中の音まで聴けるなんて、幸せです!」と感激していた。
他にもエンケンさんと同世代であろうお父さまの「俺の友達がフォークジャンボリーで高田渡に焚き付けられて、暴動を起こしたんだ」とか当時の貴重なお話まで聞けたりして、楽しく待ち時間を過ごせました。


拾得は酒蔵を改造した、木造のライブカフェ。
音が木に反射して、あたたかく丸みのある生ギターの音色を堪能出来ました。
土屋さんのギターも外見のクールさとは裏腹に熱く、エンケンさんの問いかけに間違いなく応えてくれる、ビブラートの効いた包容力のある音色がすこぶるカッコ良かった!
それにしてもお二方とも、大変スタイルが良くて…合わせて100歳超えてるなんて嘘みたいです。お肉あんまり食べないのが、スタイルを保つ秘訣なんですかね。
キラキラひらひらで王子様のような土屋さんと、ボロボロ破れ古着のエンケンさん。この見た目の対極さも魅力的なピーコック兄弟でありました★
エンケンさんのMCもたっぷりと楽しく、そうそう、インディアンカレーの話題も出ましたね。お店については過去記事http://jyunongaku.blog.shinobi.jp/Entry/45/をどうぞ。



あと残念な事は…エンケンさんも注意されましたが、勝手な撮影はいけません!
通常、どこのライブハウスでも撮影は禁止だとは思いますが…それ以前に、基本的なマナーやモラルの話。許可なく見知らぬ他人からいきなりカメラ向けられたら、誰でも不愉快になるでしょう。
あと、興奮する気持ちは分かりますがスタンディングの会場でもないのに、演奏中にバタバタ走り回るのは…どうなのかな…。
自分も曲によっては椅子に座っているのがもどかしく思う時がありますし、いろんな人がいて「それぞれに楽しめれば良い」と言われればそれまでなのですが、演奏終えられてすぐお疲れのエンケンさんに無理矢理抱きついたり、ライブ進行の妨げになるような行為は…どうなのかな…と…。
まあ私も過去を振り返ればエンケンライブに限らず「やっちまったな(恥)」と思うこともあったり、自分で気付かないで迷惑かけてることあるかもしれないしな…偉そうにスミマセン。でも気になったので、一時棚上げ。今後気をつけようという自分のためにも、あえて記しておきます。

ライブの様子について詳しくは『生報告』をご覧下さい。
今回いつも以上に記憶を絞るのに時間がかかったような気がします。それは何故か?個人的な感想として、京都より大阪の方が凄かった為、内容が霞んでしまったのですよ・・・。嗚呼、早くご報告したい大阪編。カミングスーン。しばしお待ちを。
去る7日、島根県民会館にて開催された松江市西茶町の喫茶店「MG」開業40周年記念ライブに、エンケンさんがご出演されました。 
とても小さな喫茶店の記念イベントとは思えない、豪華出演陣でしたね・・・!

40年前から音楽好きの憩いの場所として親しまれ、「あっちゃん」こと名物ママの浅野さんが笑顔で迎えてくれるあたたかいお店。
佐野史郎さんや山本恭司さんは開店当時からの常連客で、エンケンさんはライブで松江に来るたびにMGを訪れるのだそうです。

【喫茶MG(PCのみ)】
http://www.kissa-mg.com/contents.html

30・35周年記念ライブにエンケンさんのお写真あります。
カボチャのカツがめちゃくちゃ美味しそう・・・。

今回エンケンさんはいつもの全力ライブの他に、ライブ終了後の会場のロビーでゲリラライブ!君にふにゃふにゃを演奏されたそうですよ。
去る11月3日、エンケンさんがヨコチンレーベル主催イベント「ハイコレ」100回目の記念日に、スペシャルゲストとして参加されました。
【ヨコチンレーベル(PCのみ)】http://www3.to/yokotin/
結成10周年を迎えたクレイジーダンスバンド、ノントロッポとの激突ツーマンライブ!それはそれは熱いライブだったそうですよ!

エンケンさんがブログで「多分歌とギターの彼が書いてくれたと思える、遠藤賢司についての文章…バッチリと其の通りの…名文だ。」と記されていた、気になるチラシの内容と紹介文はこちら!


【 遠 藤 賢 司 】
‘69年シングル「ほんとだよ/猫が眠ってる」でデビュー以来、全くブレること無く「純音楽」道をひた走り続けて今年40周年!ロックとかフォークとかパンクとかジャンル分けは一切無意味!!遠藤賢司と云う存在そのものが音楽であり、生き様そのものが音楽でなのある。分野は違えども芸術家・岡本太郎とは同ベクトルな、宇宙レべルの表現家であることは間違いない。いつか岡本太郎特番のTV番組の中で遠藤氏本人が「世界中で俺しか岡本太郎の相手をできる奴はいない」と明言している。他にも氏の発言としては「俺の出す音は全て俺の魂の叫びである!」「人は皆、それぞれの時をそれぞれのリズムで、この宇宙を生きる偉大な純音楽家だ」「創造魂に対する責任感こそが才能だ」など、真っすぐに自分と向き合う姿勢を貫き通している。そのライブパフォーマンスはいつだって全力で、命を賭けて宇宙と格闘しているような生命の大爆発である。ロック界の二宮金次郎の如く背中にアンプを担ぎ、キングコングのように雄叫びを上げながら爆音ギターをかき鳴らし、さらにドラムまでブッ叩く壮絶なライブを目の当たりにし、魂が震えないヤツはまず居ないだろう。また、アコースティックセットでの独創的かつ繊細なフィンガーピッキング、押し殺した呻きのような歌に息を呑むほどの緊張感を覚えるはずだ。静と動、この音圧の落差も大きな魅力である。あなたもあのライブの凄さを一度でも体験すればきっと人生が変わるだろう。それほど強烈なパワーを誇る孤高の純音楽家「遠藤賢司」も現在62歳!しかし1ミリたりと衰えること無く、歳を取るほどに益々エキサイトしているのがスゴイ!まさに「不滅の男」だ!!


【 ノントロッポ 】
99年、福岡にて結成。ジャンルに囚われない自由な活動形態ゆえか、ステレオラブやレッドクレイオラ,バッファロードーター,DCPRG,灰野敬二.等、国内外のメジャー/アンダーグラウンドの枠を飛び越え、数々の音楽家と共演。 夏フェス「サンセットライブ」には6年連続出場するなど野外でも力を発揮するライブバンドとして高評価を得ている。ニューウェイブ、 ロック、ダブ、ジャズ、プログレ、サンバ、アフロ、ファンク、等あらゆる音楽的要素を内包したカラフルで不思議なサウンドに、無国籍なダンスビートが絡み、聴く者全てを狂喜の「祭」、もしくはありもしない架空のリゾート地へといざなうかなり危険なトロピカル・アヴァン・ダンスミュージック!今年で結成10年!メンバーチェンジを繰り返しながらも遂に個性的なベストメンバーが出揃った。祭りの始まりだ!


チラシだけでも熱気ムンムン!
今回の対戦相手、ノントロッポの無料試聴はこちら!
【無料試聴・動画myspace(PCのみ)】http://www.myspace.com/nontroppl
メンバーの強烈な個性がぶつかり合う熱く楽しいダンス・ミュージックの中に、博多どんたくの心意気が根付く力強さを感じますね!

そして決戦はどんな結末を迎えたか?!
是非とも、主催のボギーさんがブログにて記された対戦レポートをご覧頂きたい。 まるで一本の映画を観ているかのようで、目頭が熱くなりました・・・。
●ボギーさんのブログ【ボギーの悪趣味音楽作法】より
http://blogs.yahoo.co.jp/bogey4649/archive/2009/11/2
http://blogs.yahoo.co.jp/bogey4649/archive/2009/11/4
http://blogs.yahoo.co.jp/bogey4649/archive/2009/11/5
http://blogs.yahoo.co.jp/bogey4649/archive/2009/11/6

ボギーさんがライブ中に朗読された、16年前の12月5日に書かれた曲「遠藤賢司に捧げる歌」の歌詞がこちら。
【遠藤賢司に捧げる歌】http://8534.teacup.com/yokotin_b/bbs/2404
同じエンケンファンとして、その気持ち分かる・・・分かるよ、ボギーさあぁん!!(号泣)
エンケンさんの音楽と出会ったことをきっかけに、今日まで音楽を続けてこられたボギーさんの情熱と今後も音楽を続けていくという誓い。音楽の力って本当に凄い!!と素直に感動しました。(簡単に感動した、なんて書くと薄っぺらくなるなぁ・・・すいません)

今回、会場まで足を運べなかったことが、かなり悔やまれる内容でした・・ッ!!
命を削る名勝負を展開されたエンケンさん、ノントロッポの皆様、ライブ参加された皆様、本当にお疲れ様でした!
新宿ロフトの大きいステージでエンケン対オーケンの闘いが繰り広げられた頃、横の小さなバーステージでは所謂アキバ系のアイドルさん達が頑張っておられて…オタ芸というんですか。観客も一緒にパフォーマンス咲き乱れて、大変盛り上がっていたのだそうです。

その中で気になる女の子の存在がありました。
キノコホテルというバンドでファズギター担当のケメさん。
今回はソロでのご出演で、エンケンさんをリスペクトして「不味いカレーライス」の歌を披露されたのだとか(笑)

ケメさんの公式ホームページ【KEME Official Homepage】http://kemechan.syncl.jp/
サンプル音源メドレー試聴できます。70年代的な空気感、味のあるハスキーボイスでお写真も可愛くカッコイイ。
今回残念ながらステージを見る事は出来ませんでしたが、今後要注目の女性アーティストです。

ケメさんのブログにエンケンさんとの2ショット写真が!
ケメさんのブログ【Kemeです。】http://kemechan72.exblog.jp/d2009-10-23
打ち上げのお席でしょうか?可愛い女の子の隣でふにゃふにゃご機嫌?なエンケンさんです。


DRIVE TO 2010 http://www.driveto2010.com/artists/1022/artists.htm
行ってきました新宿ロフト!
エンケンさんライブの詳しい様子は『生報告』をご覧下さい。
ご報告遅くなりスイマセン。スタンディングのライブはあまりメモが取れないので、どうしても記憶を掘り起こすのに時間がかかります。

いつもですが、東京に着くなり人混みにぐったり。ライブまでの時間になんとなく浅草まで行ってみれば、鳩に襲われる始末(泣)
途方に暮れていたら「お前…余所者だろ?気を付けな」と野良猫の兄貴達が慰めてくれました…押忍…。

ぐだぐだ過ごして気が付けば、開場時間が迫っていた。
歌舞伎町のホストさんやキャッチの声を無視しながら、新宿LOFTを目指す。

……それにしても「だいたい」って(笑)そんなアバウトな進行表アリか。


オープニングアクトは長崎からやって来たFantasys Core。独特のグルーブ感が気持ち良く、ボーカルの動きに目が釘付けに!
暫く「いっぱい飲んだらアァ~…またおっぱぁいィ~♪」という歌詞が頭から離れなくて困りました。
それにしてもオバマさんの写真をあんな風に使って大丈夫なんだろうか。と、いらぬ心配をしてしまいました。


「今までの売れたバンドも売れなかったバンドも全部含めて演奏します~。」と、大槻ケンヂと20thバンド。
個人的にはオーケンさんライブは久しぶり。オーケンさんも大好きなのです。
というか実は私、ファン歴はエンケンさんより長いですよ。エンケンさんを知るきっかけがオーケンさんカバーの『カレーライス』だったのです。

43歳テレビっ子、もとい、テレビおじさんだという近況から壮大な夢の話(散歩番組が好きでいつかは番組を作りたいという野望)や、「特撮売れなかったよね~」なんてそんな話して良いんですかという話題まで・・・。オーケンさん、話術が巧みです。
ゆるゆるなMCでも歌い出すと空気は一変。一瞬で本気に変わる音楽の凄さ!エディのピアノが加わる事により全く別次元へと昇格されますね。素晴らしかった。


そして待ってました我らがエンケン!
今回は会場の音響の特性か、エンケンさんの気迫に機材が押され気味なのか、ハウリングがキツかったですね~。
生ギターはなるべくクリーンな音で聴きたいものです。勿体無い。

今回の会場は男も女も元気いっぱいでした!
なんだか女性ファンもいつもより多かったような。エンケンさんは女の子からの声援にふにゃふにゃニコニコと嬉しそうにされて、大変微笑ましかったです。
もっとエンケンさんを喜ばせてあげてー!私も女子の端くれとして少しは足しになるかと、声を出そうと努力しました。

東京でもやっと「ワッショール」が定着しつつあるようにも感じられました。
地方に比べて大人しい関東勢、せめてこのくらいは頑張って応援してくれりゃあな!!なんて、偉そうにスイマセン。でも普段余りライブを見られない地方勢の、悲しい本音なのです。

偉そうついでに言わせて頂くならば、実は自分は「応援」というよりか「ライブに参戦する」という言葉を多用します。
エンケンさんの気迫に負けないように、対決するつもりでライブに挑んでいます。身の程知らずにも心の中で対決しているのです。
だからワッショールでエンケンさんが出てきて下さらないと、「負けた!」と思って本気で滅茶苦茶悔しい思いをしますので、今回はエンケンさん2回もワッショールに応えて下さって、本当に嬉しかった・・・!!
熱い思いをぶつければ、必ず応えてくれるエンケンが大好きだー!


「別に頑張って呼ばなくっても、アンコールで夢よ叫べを歌って帰るんだろ?」と思ってはいませんか?
そんな予定調和はロックと言えるのか?
誰かが率先して声を出さないと恥ずかしい?
何の為のロックなんだ?!
それで満足できるのかい?!

純音楽祭りの時もそうでしたが、エンケンさんは新しいことに挑戦しようとしているように感じられました。
過去の焼き回しだけで生きている大御所と呼ばれる存在とは違い、常に自己と闘っているのだ・・・。
62歳現役のロックンローラー、その孤高な大宇宙にもっと素直に対峙してみないか!

という訳で、年内の都内ライブは終了、と。関東勢の皆様、お疲れ様でした!残りの年内ライブ、出来れば地方まで追っかけてきて下さいね~。
●NEWアルバム『君にふにゃふにゃ』について
尾 「最近また楽しいものを出されたとか。私はメールで知ってるんですけど。へんてこりんなタイトルでカッコイイですよね。」
遠 「ええ。『君にふにゃふにゃ』というタイトルで9月9日に」
尾 「ふにゃふにゃなんですよね(笑)前回「不滅の~!!とかってバーン!って(演奏を)お届けしたんですけど。どういった意味合いで『君にふにゃふにゃ』なんでしょうか?」
遠 「やっぱり女の子って凄いなって、歳と共に思うんですよ。女の子には敵わないなって。」
尾 「男の子はふにゃふにゃが良いって・・・」
遠 「そう。女の子にはふにゃふにゃだなあって(笑)」
尾 「昔は『日本男児とは!』って余分な事を色々男の子は背負わされていませんでした?」
遠 「仕事の時はそういうのはあるかもしれないけど、家帰ったら皆、ふにゃふにゃだと思いますけどね。ふにゃふにゃになれない奴は寂しいですよね。そういう場所が無かったら寂しいですよね」
尾 「そうですよね。脆いですよね、ふにゃふにゃになれなかったら。カキっていなきゃ!って思うとツンと押されるとこのまま転ぶ、みたいな感じがするから・・・ふにゃふにゃの方が実はしなやかで強いですよね。」
遠 「不滅の男って出してるから、実は俺だって悩んでるんだよって言ったら「えぇっそうなんですか?!って(笑)当たり前だよね~!」
尾 「エンケンが悩むなんて~?!って(笑)ファンの人は「エンケンさん!いつまでもバリバリでイっちゃって下さい!」って感じですよね」
遠 「ステージではそれでいいんだけどね」


●ライブパフォーマンスについて
尾 「そういえば北海道でご一緒した時に、背中に小さいアンプを背負って、オープニングでいきなり客席に降りて走り回ってギターを弾きながらドオーッってここ(背中のアンプ)から音出しながら、それでまたステージに戻ってきて歌舞伎の見得を切る登場の仕方をされていて・・・身体も鍛えてらっしゃるんでしょうね」
遠 「ええ。鍛えてます」
尾 「ピシっとした体型されていて。私いつも言うじゃないですか、本当にいつもカッコイイですよねって。やっぱり努力というか、それが気持ち良いんですかね?」
遠 「鍛えてないと歌えないですよ。まず。アンプを背負って走るっていうのも、多分ね、鍛えてなかったら10m持たないと思う。立った瞬間に不滅の男を歌うとしますよね。立った時に決まるんです。ちゃんと鍛えてなかったら3秒持たないです。頭も身体もちゃんと鍛えておかないと駄目ですよね。」
尾 「アンプって何kgぐらいなんでしょうか?」
遠 「あれはね、10Wだけど・・・重さは分からないな。でも下手すりゃ後ろに倒れるね」
尾 「グラっていっちゃいますよね。よっぽど下半身でグっとしておかないと・・・」
遠 「多分テレビ見てる人はよく分からないと思うんだけど、要するに、登山の用具を引っ掛ける背負子みたいなのの上にこれぐらいの(40×40位?)アンプを・・・本当はね、マーシャルのアンプにして家で練習しようかと思ってたの(笑)」
小 「マーシャルは重くて無理だよ~」
遠 「コレぐらいのアンプにして・・・それでも重いんだよね。ギターも重いでしょ。俺はステージの下に飛び降りたりするから、マーシャルにしなくて良かった~って(笑)」
尾 「ステージから飛び降りると物凄く足に負荷が掛かるかと思うんですけど・・・(小原さんに)へっちゃらなんだよ!?」
遠 「へっちゃらでもないけど・・・(苦笑)」
尾 「これぐらいのスピードかな?って思ってるのより、倍は早いから!」
小 「アメリカのビーチで名物の人がいて、ローラースケート履いてて後ろでアンプ背負ってジミヘンみたいなギターを弾きながらバーッってやる人がいて・・・」
遠 「ああ。そりゃ俺の真似してんだ。」
尾 「あはは」


遠 「昔は嫌いだって思った人の中でも、ちゃんとやってる奴っているじゃない。そういう奴はやっぱり良いな~って思って。特に所謂ラブソングをちゃんとやってる奴は良いなあって。俺はこうなんだよって思うことは、人に対してのラブソングだ。広い意味でそう捉えてちゃんとやってくれよって思うんだよ。」
尾 「遠藤賢司さんも、いつまでもこのままで」
遠 「いきたいよね。三人ともこのままで」
尾 「そうですよね。私も還暦越えても少女の歌を歌ってみせる!頑張ります!」
遠 「俺もそうだよ。俺もそう。逃げたくないよね。やっぱり歳取っても歌いたいのは恋の歌だと思うよ」
尾 「恋の歌ね」
遠 「恋の歌は重要だと思う。真実の魂の叫びだよね。音楽はそのためにあると思う」
尾 「よし!ラブソングをつくるぞ!」
BYGでの「ひとりぼっちの純音楽」参加された皆様、お疲れさまでした。 自分は残念なことに今回はお休みでした…。秋の夜長に生ギター、さぞかし良いライブだったのでしょうなぁ。羨ましいっ。
寂しい秋の夜を過ごすことになると思っていましたが、嬉しい出来事がありました。
友人に録画をお願いしていた、8月1日にBS11デジタルでON AIRされた「Musica~音のおもてなし」のDVDがようやく手元に届きました。ありがたい。持つべきものはやはり、友達ですな。まあケーキとかおごってゴキゲンとりましたがね。はは。
エンケンさんの格好良さやお茶目なところが引き出された良い番組でしたので、頑張ってインタビュー記事的に文字化してみましたよ。
尾崎亜美さんと小原礼さんの司会で『徹●の部屋』のような対談形式で番組が進行されました。以下、内容。

★ ★ ★ ★ ★ 


尾崎亜美(以下、尾)「いや~呼んだら来てくれちゃうんだと思って」
遠藤賢司(以下、遠)「当たり前だよ。亜美ちゃんが呼んだら来ない訳にはいかないよ」
尾「本当ですか?何処でも来てくれますか?」
遠「ええ。何処でも来ますよ」
尾「今日は本当にありがとうございます。」
遠「いえ、こちらこそ呼んでくれてありがとう」
尾「私もデビューするまではお逢いすることもかなわなかったし、デビューをして…日比谷野音でしたっけ?運命の出会いを果たしたのは…」
遠「覚えてないんだけど…(笑)」
尾「リハーサルから凄い迫力を持ってらしたのに、私の楽屋にトントントンっていらして「遠藤賢司です。友達になって下さい」って(笑)」
遠「俺、そんなこと言ったっけ?(笑)」
尾「覚えてないんですか?」
遠「覚えてないんだよね。前にも一回聞いたんだけど…」
尾「何事?!と思って「ハイ、ハイ」って聞いてたら「でもね。普通友達になってねってハイって言ってもらっても普通友達になれないんだよ」っておっしゃって。」
遠「俺が?!(笑)」
尾「じゃあどうすれば良いんですか?って聞いたら「ご飯食べるんだよ!」って」
遠「俺、本当に忘れてるんだよ。嘘ついてないよ(笑)」
尾「それでどうするんですかって聞いたら「カレーライス好き?作れる?」って」おっしゃって。作れますよって言ったら「じゃあさ、一緒にカレーライス作ってパーティーしない?」っておっしゃって。で、ウチでカレーライスパーティーをすることになったんです」
遠「ああ。やりましたね。でもそれって可愛いよね」
尾「可愛いですよね。」
遠「カッコイイよね。いい奴だよ。清々しいよね」
尾「カッコイイです。私も使おうかと思いましたけど」
遠「でも、言わないまでも友達になってくれってのはあるよ。根が寂しがり屋だから」
尾「あんなにガーン!っていくのに」
遠「そういう奴に限ってそうなんだよ(笑)」


尾「(エンケンさんの)このエネルギーの源ってなんだろうって・・・」
遠「俺は昔から歌うときって思うんだけど、18歳の時にギターを弾き始めて、ボブ・ディランの曲を2曲ぐらい弾いて「自分の事を言った方が早いなって思って。
まずギターで琵琶の音を出そうと思って。琵琶とシタールの音を出そうと思って『猫が眠ってる』っていう曲を作って。
世の中の事も宇宙のことも全部、音で表現してやろうと思って。だから、いまだにやろうとしている事が沢山あるから、それがエネルギーに見えるのかもしれない。
かき集めて、自分のものにして、魂で出して。自分が聴く為にやってるから。
つまり、人に聴いてもらいたいとか・・・そりゃ、あるよ勿論ね。でもそれ以前に、俺に、聴かせてやりたいんだよね。
俺が生まれてきた、存在を確かめたいんだよね。
だから歌ってるんだけど。それがエネルギーだって言われるんだけど全然意識してない。だっていろんなことやってやろうと思ってるから」


尾「エンケンさんって色んな発声法で歌われますよね」
遠「そうだね」
尾「『寝図美~』なんて、どこからあんな可愛らしい声が出てくるんだろうって」
遠「アレは裏声だよね。裏声の区別は分かるんだけど、あんまりどういう発声法とかって考えたこと無くて。
タイニー・ティムって人が海外にウクレレでやってる人がいて、凄く綺麗だなって思って。その前に牧伸司もいて凄い人で。加山雄三も弾いてて、カッコイイなと思って。
ウクレレって本当に簡単で良いなって。道端でウクレレを買って、凄く安く売ってて。今は10万くらいするよね。カマタのウクレレが1500円くらいで売ってて。そういう時代があったの。
その時はニール・ヤングが好きで、色んな声が混じったようなの、ああいうの歌ってみようかなって思って。『寝図美』って猫の名前なんだけど」
尾「ネズミって字が違うんですよね」
遠「寝てる姿が図々しくて美しいから、寝図美っていう名前にしたんだけど。どんな悪い野郎でも、とんでもない奴でも寝てる時は皆可愛いじゃない。そういう意味も含めて」
尾「私、寝図美ちゃんの歌は妙に心に残っていて。」
遠「アレは良い歌だよ。自分で言うのもなんだけど。
大滝くん以外のはっぴいえんどのメンバーとで、『満足できるかな』っていうアルバムに入ってるんだけど。皆でもう笑いながらやってるんだよね。
俺はあんまりそういう言葉は好きじゃないんだけど、コレはやっぱり青春なのかなって。可愛いな~って思うよ。
こういう気持ち忘れちゃいけないって。無理矢理青春なんかにしちゃいけないんだけど、コレは音楽の基本だなって。
歌ってる俺も裏声だし、これ自体可笑しいんだけど、しかもウクレレ持ってるし。それだけで楽しいんだよ。それも途中で止めちゃうんだよ。あんまり可笑しくって。「ゴメン、もう一回!」って。それもちゃんとレコードに入ってる。細野晴臣が「ハイ、もう一回」って、ドラムの松本君が足踏みして。アレは素晴らしい。」
尾「セオリーがあってドラムがあってこういうフレーズがあって・・・っていう、まるではめたような音楽が沢山ある中で、歌があってその為にミュージシャンが集まって、どういう音楽を作っていこうかって知恵を絞っていくというものですよね。
遠藤賢司さんの音楽は絶対そういうものだなって」
遠「やりたいことが沢山あるからね。だからいまだにエネルギッシュって言われるのはそこからかもしれない。」
尾「やる方法もちゃんと持っていて、出来てるというのはとても幸せな事だと思います」
遠「そうだよね」


尾「コレ凄いですよね。(DVDのジャケットを手に取りながら)『不滅の男(エンケン対日本武道館)』
キラキラに写ってるのがエンケンさん自身ですよね。」
遠「05年に発売されたんですけど、アルタミラピクチャーズの社長がいて、ライブ映画を撮りたいと。どこで撮りましょうかっていうので「武道館でやりたい!」と。監督は誰がやるんですかって聞いたら、誰もいないっていうから、じゃあ俺がやるって。」
尾「ノウハウはあったんですか?」
遠「音楽作るときと一緒だなって思ったの。心の中で見える映像をどこまで表現できるかというのが音楽だと思っているから。
8台くらいのカメラが回ってるの。無人の武道館で。」
尾「無人の武道館で・・・逆に行った事が無いですよね」
遠「凄い迫力だよ。」

遠「スタッフは100人くらいいるんだよ。」
尾「お客様がいらっしゃらないんですよね」
遠「そう。それで俺が『夜汽車のブルース』とかやりきった!とか思うでしょ。「シーン」としてるんだよ!一人ぐらい拍手しろ!って思うんだ(笑)スタッフに嘘でもいいから拍手しろって思うくらい怖かった。
その為じゃないんだけど、切羽詰っちゃって。1日で撮り終えないといけないってのもあって。
途中で「今日はもう止めてもいいかもしれない」っプロデューサーの人に言われて。
イヤイヤ、やる!って。そう言われると返ってやりたくなっちゃう(笑)」
尾「良かったですね。そう言って下さって」
遠「計算したかもしれないけどね。俺がそういうタイプだろうと思って。」
尾「戦いは、どうでしたか?」
遠「なんていうんだろうな。・・・・・・「至福」だよね。誰もそんなことやってないじゃない。たったひとりぼっちで。しかも映画作って。」

対談後、新曲『君にふにゃふにゃ』をテレビで初披露。
記している途中で「渋谷では今頃ライブが盛り上がってるであろうに、何で自分はこんな一銭にもならん努力をしてるんだろう」と遠い目を何度もしました。(苦)だが頑張る。後編はまた次回。
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