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お知らせや管理人の暴走気味な独白などを気ままに。
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去る7月 2日、TV「第41回 夏祭りにっぽんの歌」 にエンケンさんがご出演されました。
生放送の番組でしたが、私は都合でリアルタイムでは見られず…ようやく録画したものを1週間遅れでチェック出来ました。

エンケンさんはフォークソングのコーナーでのご登場。
南こうせつさんから「1960年代後半からの自分の姿勢を貫いて歌うフォークソングと言えば、高田渡さん。でも僕はこの方、遠藤賢司さんだと思います」
「一般的なフォークソング、ポピュラーな歌ではないかもしれませんが、フォークを愛する人達は皆、遠藤賢司さんが大好き。」
「純粋でブレないで歌っていく姿勢が、若い人からも支持されている」というような紹介。
司会の方からは「若きミュージシャンのアイドル」「プロレスファンでもあります」と、捕捉説明がありました(笑)


観覧席はご年配の方ばかりで「嗚呼、あの頃が懐かしいなぁ~あの頃は良かったなぁ~」といった所謂、演歌・懐メロ大会特有の会場を包むまったりした雰囲気が、エンケンさんが登場された瞬間、一気に変わりました。
我が家のテレビ(未だにアナログ…)から拝む、エンケンの雄姿。

舞台セットの富士山が赤く染まる!
「夏祭り」という番組タイトルから、てっきり東京ワッショイで攻めて番組を盛り上げるかと予想していましたが…歌うは名曲【夢よ叫べ】
一番、二番と歌い上げる毎に拍手が起こりました。
南こうせつさんの「この歌が聴きたかった!」というような、大事そうにエンケンを見守る眼差しが印象的でした。

ギター一本だけでの演奏はエンケンのみ。
演歌・歌謡界の大御所ばかりの出演者の中でも、この圧倒的な存在感はなんだ?!異彩を放ちまくり!!
エンケンさんはご自身のブログでの宣言通り、出演者全員に勝っていた!!!
懐かしのメロディーではなく、常に「今」を歌うエンケンの純音楽魂に、さぞかしお茶の間には衝撃が走ったことでしょう…!

歌の最後に「夢よ叫べぇえ~!」と、たっぷり長~く大絶叫!(ライブでは回転しながらだから更に長いので、いつもより控え目と言えば控え目)でキメたもんだから 少し時間が押したのか慌ただしくて、司会者からのヒーローインタビューが無かったのは残念だったなぁ~。


フォークコーナーのラストはイルカさんの【なごり雪】を合唱。
司会者も交えて「さあ!皆で歌いましょう!」と言う中、エンケンさんだけはハーモニカでの参加。しかも一人微妙に離れた位置で…。
簡単に群れの中に入らず、ステージは自分一人だけで戦いたい、という姿勢がエンケンさんらしい。正に「孤高」という言葉がぴったりです。


そして衝撃だったのは番組のラストでしょう。
番組ホームページでプログラムを見た時から心配していたのですが、出演者全員で【世界にひとつだけの花】を大合唱する・・・というエンディング。
いったいあのエンケンが、どんな佇まいでこのラストシーンに登場するのかと…。


私がまだエンケンライブに通い始めた頃、エンケンさんはライブ中に当時のヒット曲であるこの歌について、
「あの歌は反戦歌だって言うけど、反戦歌だったら良い歌であるとは限らない。」と、作品の良し悪しについてというよりは世評に対して物申されていた記憶があります。

ライブであれだけ言っておきながらテレビだからって、自分の納得いかない歌を歌うのか?
しかも他の出演者と横並びで、薄ら笑い浮かべて適当に手拍子打ちながら・・・?!
そんなエンケン見たくな~いぃ!!と悶絶していたら…

出演者総出演の中、エンケンさんだけエンディングに登場せず!!

ホッと胸を撫で下ろしました。
こうせつさんの紹介の通り、テレビだからって、何も変わらない。
自分の姿勢を貫いて歌う。自分の歌いたい歌だけしか歌わない。自分自身を裏切らない!!
やはりエンケンは、どこに行ったってエンケンなのです。

テレビ出演、しかもゴールデンタイム進出おめでとうございます!
きっと紅白出演も近いぞ~!!
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去る13日、エンケンさんが全国沢山の会場を廻った中で、三本の指に入る音の良い会場だと語る甲府・桜座にて、ワンマンライブが開催されました。
主催のざぶとん亭馬場憲一さんのHPにて、ライブレポートがUPされてます。

【ざぶとん亭風流企画】http://www.zabutontei.com/index.html
馬場さんのブログ【ざぶとん亭風流日記】http://www.zabutontei.com/blog/uview.cgi?20100614153308OS7.txt


ワッショールでは日本サッカー応援ソング『頑張れ日本(エレキバンド編)』で大盛り上がりだったそうな!
そして昨日の対カメルーン戦勝利!サッカーを愛してやまないエンケンさんのワッショイが、日本を勝利に導いたのか!わっしょーい!ガンバレ日本!!

6月9日はロックの日!公式には鍵の方のロックの日?
どっちかっていうと6月6日がロックンロールの日で9日はポルノの日?(赤面)
ええい細かいことはどうだっていいやい!ロックの日に鋭角的魂を浴びに、東京遠征して参りました。
エンケンさんライブの詳しい様子は「生報告」2010年6月9日報告http://lyze.jp/koinyoubou/book/7/view/4?Type=Chapterをご覧下さい。


晴れ豆発行のチラシ、6月号の表紙がエンケン!大変イカしてます。
今月の目玉イベント扱いで嬉しかった!

今回の会場全体的に女性客が多く、なんだか始終賑やかな雰囲気でした。
エンケンを初めて見るお客さんも多かったようで、いつものワンマンライブの緊張感漲る静かな雰囲気ではなく・・・「え?!こんなところでウケちゃうの?」というポイントで笑いが起こったり、なかなか新鮮な反応でした。


竹原ピストルさん(ex.野狐禅)歌う前にステージの隅でシャドーボクシングするお姿から気合をビンビンに感じて。
弾き語りで静かなラブソングから始まり、バイトの採用試験に落ちた時の詩の朗読や『ドたまフルボリュームにしろ、ぶっ壊せ』という新曲。(自分なりにロックとは何かと真剣に考えたら全然浮かばなくて、逆にこれはロックじゃねーだろってものを羅列して出来た歌)・・・などなど。
静かで暖かいものからハードなものまで、幅広い世界観。
『女の子』という、広島の原爆ドームをぼーっと眺めていたら、女の子が思い浮かんで出来た、という曲がジーンと来ました。



中尾諭介さん(ex.in the Soup)はルックスもお声もこう、二枚目系で。
ああ、それで今日は女性客が多いのだな、と。
エンケン親分だって、セクシーでカッコイイのに・・・圧倒的に男のファンの方が多い・・・。

二枚目系、と書いたのは演奏中は二枚目なのに、MCが・・・(笑)
とにかくこの日エンケンさんと同じステージに立てることを楽しみにされていた、とのことで。
エンケンさんをリスペクトしているという言葉が沢山聞けたのは嬉しかった。
どう聴いても【夜汽車のブルース】のようなリフで「どのバンドでやっても絶対ボツになる曲」を少しだけ披露して下さったりして(笑)



今回のエンケンライブは・・・泣けた。
もう何本もライブを見ると、いい加減刺激にも慣れて衝撃を受けることも少なくなってくるのかと思っていましたが、久々に涙が出る程感動しました。
3月ライブで披露された新曲【ちゃんとやれ!】が進化していました。
次回アルバムに収録されるなら?どんな形で完成されるのか、この先が本当に楽しみです。

物販で「不滅の男・エンケン対日本武道館」のスチール写真が売っていて、公開当時買えなかったので迷わずゲット。
エンケンさんにサインを入れて頂きました!ありがたや。

そういえば6月9日で当サイトも開設2年目を迎えました。
近頃はなかなか更新が難しくなっていたり、ミーハーなもので色んな意味で見辛いサイトかもしれませんが、なんとか一生懸命続けて来られたのはあたたかく見守って下さる皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
これからもエンケンさんの純音楽の素晴らしさを伝えられるようなサイト運営を努めたく思います。
まずは「自分が見たいサイト」を作ることが目標です。ちゃんとやるぞー!
ローカル・カルチャーマガジン『IN/SECTS』による、カレーのお祭りへ行ってきました!
エンケン関西ライブは昨年秋のツアー以来、7ヶ月ぶり。お帰りなさい!(泣)
ライブの詳しい模様は『生報告』をご覧下さい。毎回ですが、だいたいざっくりとこんな内容・・・という感じのレポートですいませんです;

会場に着いて見れば、デカデカと幸せの黄色い看板が迎えてくれました。

ミニカレー一杯3百円。ご飯カウンターでカレーチケットを購入して、各々好きなお店で店員さんにチケットを渡せばご飯にカレーを掛けて貰えるというシステム。

うわーい!全店全商品制覇するぞぉ!と張り切って食べた!美味い!
中でも南船場ヤムカレーの中落ちカルビーフと夏野菜のカレーが…イヤイヤ、和歌山のガネーシュ美里工房のほうれん草と挽き肉のカレーに、鰹節がトッピングされているのも心憎い……
美味しいなあ。美味しいなぁーと何回も言いながら食べる食べる。

私は早くに会場入り出来たので沢山食べられましたが、ライブが始まる頃には移動が難しい程人が集まってご飯が無くなるという事態となり、食べられなかった方もおられた位、大盛況のイベントとなったようです。

しかし、今回のライブは少し大盛況故に残念なことが…
ライブ会場とイベント会場とで、自由に行き来出来る仕様の為か、間にはカーテン一枚で仕切られているのみでイベント会場側の雑音を遮断出来るものが無く、演奏中にも話し声がかなり五月蝿かったです。

ライブ中の写真撮影も、爆音の時ならまだしも静かな曲の最中に、激しいフラッシュと大きなシャッター音が響いて…もう少し演者と聴衆に気を使って欲しいと思いました。

いつも公式サイトのブログ館で拝見しているライブ写真が、いかに気を使って撮影されているものかが分かりましたわ…東京のライブでは、撮影している気配すらほとんど感じさせないもの。

スタッフだけならまだしも、一般客まで携帯のカメラで液晶画面ギラギラさせながらシャッター音響かせて撮影している人も見掛けたりして、とても悲しくなりました。
音楽ライブに来るのが初めての方も、沢山おられたのでしょうけれども…。
良いイベントに出来るかどうかというのは、演者やスタッフだけでなく、私達一般客にも責任があるのではないか、と思いました。


そんな集中しにくい不利な状況で、エンケンさんは今回も死に物狂いでちゃんと頑張ってた!!
サッカー同様、いつでも天気の良い芝生の競技場でやれるんじゃない!環境のせいにすることなく、純音楽のゲリラ精神大爆発でした!

帰り道、エンケンさんの好きなドクダミの花が、月明かりに照らされて輝いていました。
5月半ばからロニー・ジェイムス・ディオの訃報に失意の日々を送っていた私ですが、エンケンさんの「サッカーもコンサートもまだまだ大丈夫」発言で元気出ました(泣)
63歳まだまだ若いですよ!これからもバリバリ弾いて下さいエンケンさん!

気が付けば明日には4月ですよ!愕然としますね!!
雑用に追われたり体調を崩したりとグダグダですが…3月中には報告しておかねば。報告が遅くなり、申し訳ありません。
去る22日、行ってきました吉祥寺スターパインズカフェ!!
ライブの模様は『生報告』をご覧下さい。

原さんとの【星空のワルツ】や【可愛い悪魔】【通好みロック】といった珍しいセットリストで、何より初出の新曲【ちゃんとやれ!】を聴けたのは嬉しかった!本当に凄い迫力の叫び声で、エンケンはステージで燃え尽きてしまうんじゃないか?!と思う位熱かった!!うぅ・・・私もちゃんとやらな・・・!(泣)
MCもエンケンさんの厳しさと優しさを感じられる内容で…会場にいられて幸せな気持ちになりました。

原さんのライブは初めて拝見しましたが、なんだか童話を読んでいるようなあたたかさや、少し黒さも感じました。
面白可笑しく楽しいトークの中、原さんがエンケンさんを慕っているという発言も微笑ましかったです。原さんとの【夜の幸】は泣けた…!
毎回「良かった」「凄かった」「行って良かった」とは思いますが、特に満足度の高いライブで最高でした♪

先日開催されたロックンロールお年玉のライブレポを『生報告』にUPしました。遅くなってスミマセン…ゴフッ(吐血)

元旦ライブに行けなかった悔しさと、とある御方から「エンケン&カレーライスのライブは、今回を逃したら次はいつ見られるか分からないですよ!」というお誘いにまんまて乗せられて参加してきました。

出演陣が大変豪華なイベント!なのにチケット料金が前売りで三千円ぽっち。往復の交通費の方が遥かに高価かったですよ…(遠い目)
野暮用でじっくり見られなかったバンドもあったりして、イベント全体を詳しくレポート出来ませんが(本当にスイマセン)確かな心のお年玉を頂いて帰りました。
次回は2011年1月8日開催予定だそうですよ。
年を跨いでしまいました。先日の続きです。


■『東京ワッショイ』の続編のような形で『宇宙防衛軍』を出されて。その当時の色々なものをいっぱい入れたのだと思いますけども。
そのちょっと後くらいからエンケンバンドというコンスタンツにやるバンドも…


「フォークもロックもパンクもジャズも関係無いくやって来たから」


■当然歌い続けてはいらっしゃったんですよね。たまたまアルバムやレコーディングがある時無い時とあっただけで…

「相当空いた時もあったんじゃないですかね。お客が五人しかいない時もありましたね。熱烈な客が五人くらい来て…でも皆、そういう体験してますよ」


■でもそういう時の原動力って、今思えば何だったんでしょうか?

「俺は言いたいことややりたいことがあるんで…まあ、諦めなかったですね。
いつか日本中を席巻してやろうと思ってましたから。未だにそれは叶ってないですけど(苦笑)

もうひとつ言えば、俺は別に誰に頼まれた訳でもないから、頼まれて歌いだした訳じゃないし、歌うんだって決めて好きで歌ってるんだから「ちゃんとやろう!」ってのがありました。
ちゃんと自分のことを歌おうと思いました。

一人一人の歌、というのが一番の反体制だと思ってますから。
「俺は反体制だ」って歌うよりも、自分のことをきちっと歌えることが世の中の為政者に対しての一番の反体制ですよ。
赤ちゃんを含めて1億3000万の色々な人が「オギャー!おっぱい吸いたいよー!」とか「ご飯が美味しいよー!」とかって赤ちゃんが泣いたりするのも全部、俺は音楽だと思ってる。
その一人一人の叫びが自由民権の根本だと思って歌ってきました。

だから自分の始めたことだから、何しろ「ちゃんとやろう!」と。
やるからには「ちゃんとやろう!」って思います。
普段俺はデレデレしてますよ。でも音楽だけは「ちゃんとやろう!」と思って」


■…という、純音楽という自分で名付けたスタイルの、宣言みたいな歌がありますね。

「これはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの『テスティファイ』って曲があって。
沖縄でたまたま聴いて「ドラムの中に顔突っ込んで歌ってる」って思ったんですよ。
バンドも知らなくて、悔しくって店員さんにも聞けなくって…ロックのお店だったんだけど。
ず~っと探しててやっと探り当てたのが『テスティファイ』だった。

この曲に負けまいとして作ったのがこの曲で。
俺は純音楽家と名乗ったんだから純音楽の道に一人で立っているから、勝負したかったんです。」


【純音楽の道】が流れて『エンケンよもやま話』のコーナー終了、CMを挟んで実況実演・ミニライブのコーナーへ。



「歌の中で「頑張れ」という言葉が出てきますが、「頑張れ」という言葉は僕は大好きで。
ただ人に言う時には上目線で言わずに、同じ目線から「頑張ろうな」という意味であれば大好きです。
昔上目線で言われたことがあったので、それでこの曲が出来ました」


…というMCの後【不滅の男】の演奏!
余りにも激しさに途中で弦が切れる!一本目が切れることは毎度のライブでも想定内…が、新しいギターと交換するも間もなく、2本目のギターまで弦を切ってしまった!

「弦が切れたので…お待ち下さい。」と演奏が途切れ、新しいギターを用意しているであろうガタゴトという音だけがラジオから流れる。
もうほとんど放送事故状態…。
なんとか3本目のギターに持ち換え、演奏終了。
音声のみで姿が見えない分、余計にハラハラする…!

「ギターを三本持ってきて良かったです。途中で2本ブツブツ切れて…最後の一本が切れなくて良かった」



「二十歳の時に作りましたから42年前の曲です。1970年に出したniyagoというアルバムで、この時ははっぴいえんどとやってますが、今日は一人でロックをやろうと思ってやってきたので、こういう形になりました、というのを聴いて下さい」
というMCで【夜汽車のブルース】

niyagoに収録されている原曲の面影も無いような、そこらのヘヴィメタルがヌルく感じられる、この圧倒的な早さと重さは何だ?!
恐ろしい爆演に弦が切れなかった事が奇跡だ…。
全力での演奏後息を切らしながら「ハァハァ…走り過ぎた…」と呟くエンケンさん…。


CMを挟んで【夢よ叫べ】が流れる。
「歌う方が多いのであまり聴く事はないのですが…良いですね。
今年も紅白出られなかったなってしみじみ。いつかコレで紅白出たいんですよ。
俺が出なきゃ誰が出るんだって気持ちがありますから」


「やっぱり一時間じゃ足りないですね。僕が聴いてきた音楽とかまとめてやりたいです。
遠藤賢司の音楽抜きでクラシックからロックから色んな音楽を混ぜて。
機会がありましたらやらせて下さいよ」
と、まだまだ語り足りない、というエンケンさん。




最後に「これは音楽の水平社宣言です。要するにそれぞれの好きな歌は自由民権の叫びであり、一曲一曲は一人一人の救いの神である、と。
僕は無宗教ですがそういうところを歌っている曲です。
フォーク・ロック・パンク・ジャズ・クラシック・演歌…あらゆる音楽は皆、平等である、と。
僕の純音楽感を如実に表した、名曲であります!(力いっぱい)」
という曲紹介で【フォロパジャクエンNO.1】が流れて、番組終了。
去る11月の「ふにゃふにゃ」ツアーの合間、エンケンさんはラジオ番組の収録をされました。
大阪FM802のラジオ番組「BINTANG GARDEN」でエンケン特集!『遠藤賢司デビュー40周年!それがどうした!』の放送が11月27日、11月30日にありました。
なんとエンケンさんDJで、一時間たっぷりトークと演奏有り!という素晴らしい内容。
朝日新聞日の番組欄にもバッチリ、遠賢親分の御名前が!
11月30日(日)24:00-25:00再放送分の番組欄。

関西ローカルだけの放送なんて勿体無~い!という訳で以下、内容をざっくりとまとめてみました。
まずはいつもの口上で番組は始まり、DJエンケンの曲紹介で一曲目【君にふにゃふにゃ】
『エンケンよもやま話』というタイトルコール。FM802のスタッフを聴き手にインタビュー形式で進行。


■きっかけは?

「18~19歳の頃くらいにギターを弾き始めて一年位してから曲を作り出した。
デビュー40周年だけれども、実際に人前で歌い出したのは42~43年目。
関西フォークだとかフォークゲリラとか出てきて…レコード会社の人がもしかしたら儲かるかもしれないって思った人もいるだろうし、こういう歌が日本に必要だなってレコード出してくれた人もいるだろうし。
世の中がそういう流れでそれが上手く混ざりあったんじゃないですかね。」


■比較的すぐに「人のものを借りて自分を出す」というよりは「自分の音楽」を出すようになられたようですが、そこにはすんなりいけるように?

「ええ。行けましたよ。ギター弾いてて気持ちが良いから、人生の全てがそこにあるような気がして。
ボブ・ディランのライク・ア・ローリング・ストーンを初めて聴いた時に「なんだコイツは」と思って。二回目聴いた時に「コイツは違うな」って思って。
僕はその時浪人生で三千円の二畳の部屋に住んでて、すっくと立って「俺も何か作ろう!」と思って。
「俺もコイツに負けないで叫んでやろう」と思った初めての、俺にとっては歴史的な瞬間だった。
ボブ・ディランは向こうの人ということも含めて、生活スタイルも言葉も違う。
ただ、心の叫びは一緒だなと思って。生きてく上での喜びや悲しみ、恋する気持ちは一緒。じゃあ俺のこと歌った方が早いや!って。
ボブ・ディランの真似ばっかりしても恥ずかしいから。ボブ・ディランの歌を歌ってもボブ・ディランには勝てないから。
俺がボブ・ディランと勝負するのは、俺が歌って「どうだ!」って見せることだから。
だから単純に「俺のことを言った方が早いな」って自分の曲を作り出したんです。」


■69年にシングルでデビューなさって。【カレーライス】を作った時のイメージってありますか?

「三島由紀夫が切腹した時にテレビを見ていて「こんな有名な人が突然消えて無くなるんだなあ」って思って。
自分が宇宙の虚空に胡座をかいたまま、ギターを持って浮かび上がったような気がして。
彼女がカレーを作っていて「ああ、良い臭いだな」って意識がいっちゃう。世の中こういうもんだな、と思って作った曲です。
決して無常感なんてもんじゃない、現実感を歌ったんです。
人の痛みなんて本人以外分からない。三島由紀夫の痛みや苦しみ、心の叫びは本人以外分からない。変な解釈を含めるのは止めようと思って。」


曲紹介をして【カレーライス】が流れる。



■その当時、所謂フォークと呼ばれる音楽の他には、バンドでリズムのはっきりした所謂ロックのような音楽も昔からされておられたんですね。

「どんなアルバムでも…あんまり言いたくないけど二面性があって、形で言うとエレキギターと生ギター。
絵柄で言うと優しい部分と激しい部分があって。
俺の性格的なものでしょうね。昔からパンクだって言われてましたから。その幅が楽しいんでしょうね。」


■聴いてる側からすれば多面性があると思っていたら、70年後半に『東京ワッショイ』というアルバムが凄く印象的で。
僕ら側からすれば何か衝撃的で突拍子も無いことやってる感じがありましたけど…


「カレーライスを聴いてた人が、『満足出来るかな』っていうアルバムを出したんだけどずっと聴いてる訳じゃないし、【カレーライス】が一番売れたから「カレーライスからいきなり東京ワッショイになった!」って。

俺の事をずっと見てる訳じゃないから「ロックになった!」「パンクになった!」って。
俺の中では全然差が無いんですよ。要するにロックだとか物を創るということは、「好きにやる」ということですから。
自分の魂とか、絵柄や言葉を含めてギュッと凝縮して出すのが音楽だから。
エレキでも生ギターでも、自分の演奏をするだけですから。」


■「ワッショイ」という言葉の響きから、和のイメージが強調されているような気がして…

「オーイエーという曲もあるんですが、なんで『東京ワッショイ』というタイトルにしたのかという話なんですけど、『東京オーイエー』じゃ恥ずかしいと思ったから。
元々は『東京ロック』とか『不滅のロックンローラー』とかそういうタイトルだったんですけど。
周りに「俺は海外に行けば売れるんだ」って思っている音楽家がいて、なんだコイツは情けねえなって思って。
本当に闘うなら「もしも向こうに行ったら」じゃなくてここで闘うことが、音楽家ならここでちゃんとやって、まず自分の好きな人に本気で「いいわね!」って言わせて納得させる事が俺は勝負だと思ってるんです。
「俺はたまたま日本でやってるけど、アメリカに行ったら凄いんだ」って奴が大嫌いで。
じゃあ向こう行ってこいよ!お前なんか絶対ウケないよ!っていう奴に限ってそういうこと言うんですよ。
向こうの方が優れていると思って物真似ばっかりしてるからでしょうね。
ギターを持つと同時にそういう奴が世の中に溢れ出てしまって。
嫌な国になっちまったなあと思って、そういう意味も含めて『東京ワッショイ』というタイトルにした。
どこに行ったって自分でやるしかないんだから、一人でもワッショイするぞ!って思って。」


【東京ワッショイ】が流れる。

後半へ続く!
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